2018年8月のブログ記事

  • 彼からの報告

    好きな人に抱かれる幸せを感じていながらも 家族を持つ自分の立場から逃れられないこともよくわかっている。子供達はもう大人だけど母としての責任はまだ残っている。 両立しなければいけない。 いつかは自由になりたいとも思う。 一人で生きていくことになっても。 彼から2度目の結婚生活を終わりにしたいと告げら... 続きをみる

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  • 抱かれた日③

    ベッドの上で正座をした私は彼の目を見て話し出した。 「今から抱いてほしいけど裸になるとびっくりするか引いてしまうか私を抱けないかもしれない。」 「まさか、実は男とか?」少し笑ってしまった私。上司と部下の時は持病があって通院して治療中とは休みをもらう理由として伝えていた。大病だったとは知らない。 私... 続きをみる

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  • 抱かれた日②

    部屋に入ると彼は座ってたばこに火をつけた。 テレビの野球中継を観ながらくつろぐ彼の隣に座り彼を眺める。 そばにいることが夢みたいで本人を目の前にしても二人きりで夜を迎える事が信じられない。数ヶ月前は転勤に怯えてたのに。片思いでもう会うこともないはずだったのに。その好きな人と過ごしている。 彼の上で... 続きをみる

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  • 抱かれた日①

    「日にち改めてな」は始まりの日から約10日後の週末に決まった。私は本業以外不定期に泊りがけの仕事に行く。これは趣味の延長みたいなもので、家族公認の泊まりです。この日もその仕事だと予定を伝えた。一人で泊まるつもりで中間の駅近くのホテルを予約した。 彼を好きだと確信してからも夫とは営みがあった。別の部... 続きをみる

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  • 始まりの日

    彼はメールとか電話が苦手だと言う。 だから私へのメールも二行だけだったり、平仮名だけだったり…へたくそです。 でも私を思い出して打ってくれてると思うだけで嬉しくなる。 離れてるから毎日顔見れないから彼だけのメール着信音が鳴るとときめいてしまう。 短い文章を何度も何度も読み返している。 返信はすぐに... 続きをみる

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  • 彼のいない毎日

    彼と一緒に仕事をする最終日。 転勤先へ挨拶回りに行くとかで昼まえには 職場から出て行ってしまう。 でも涙は出なかった。 昨日キスをもらったこと、手を繋いで駅まで歩いたこと、次に会う約束があることで笑顔で「いってらっしゃい!」が言えた。 さみしさはあったけど。彼を見送って仕事に集中した。その日の夕方... 続きをみる

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  • 向き合う

    先にカフェに到着した私はいろんな感情が混ざって落ち着けなかった。 二人きりで会える嬉しさと最後かもしれない寂しさが交互にやってきた。あったかいコーヒーとイヤホンから流れる音楽を聴いて待っていた。なんて話そう?今更ながら恥ずかしい。そうこうしていると彼からメールで何分着の電車で向かってると知らせがき... 続きをみる

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  • 転勤決定そして

    2月の寒い朝出勤して彼といつものように仕事をしてるといきなり、「オレ転勤決まった。」 その言葉の後すぐに「嫌や、いつなん?どこいくの?断って!嫌や。こわいこわい、ぎゅーってして」言い終わる前に彼にしがみついてました。心臓がズキズキして震えてました。 「旦那さんいるやろ?」と彼が。そんなことどうでも... 続きをみる

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  • 年末年始

    仕事納めの日、帰りに彼にご挨拶。来年はケンカせんと仲良く仕事しような。と耳元で。彼はうなずいてたけど。彼の姿を見ることの出来ない一週間。あと何回会える?どうしよう。 会えなくなる。いなくなる。 主婦業と嫁業をしながら頭ん中は彼のことばかり。 家族といても楽しくない。ひとりでいたい。 ほんとに私おか... 続きをみる

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  • 哀しい予感

    秋になり、益々仕事が忙しくなっていった。職場では病気を公表していないので見るからに健康体の私に体力を使う仕事が回ってくる。 できません!なんて性格上言えず頑張っています今も。一応主治医には仕事の内容を伝えて許可をいただいてるので大丈夫です。 この頃から彼とはよく目が合うようになった気がしました。多... 続きをみる

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  • 外の世界

    眠れない日々は続いていた。 なんとか前を向かなくてはと夫に働きたいと聞いてみた。夫には運動と気分転換になるしと。 本当は養われてる身で高額な治療費を使ってしまってるのが申し訳なく、せめてそのお金は自分で稼ぎたい、大した生命保険金にはならないからもしもの時に少しでも家族にお金を残したいとの思いからで... 続きをみる

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  • 私がいなくなる生活。

    家族以外知らない事ですが… 実は2年前の冬に大病にかかり手術を受けました。それなりの病気でした。 今も定期的な検査と薬での治療をしています。 病気を告知された時死を意識しました。 淡々と自分の死後家族が困らないようにしないとと治療も始まらない時期に生活に関する色んなことをノートに書き出しました。 ... 続きをみる

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  • 夫のこと

    結婚前に4年近くお付き合いした人がいました。その人とお別れしてから傷心の私に友人が遊びに連れ出してくれそこで夫と出会いました。 優しい目で笑う人。という印象。 気性の激しい別れた人とは真逆の夫といつのまにかお付き合いをすることに。 優しくされることに慣れてなくこんなに穏やかな気持ちになれるんや、え... 続きをみる

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  • 半分告白?

    メールの返信をもらえないまま次の朝になった。悪い方にしか想像できなくなっていた私は ちゃんと声に出して言えるか自信がなかった。 保険としてルーズリーフに思いを綴った。 時間になり家を出た。 今日が最後になるかもと思いながら。 会社に到着。彼の気配がしてる方向に手紙を握りしめて真っ直ぐ歩いた。 お、... 続きをみる

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  • 彼の靴下

    仕事は休むことなく彼に会うため、いや見るため頑張っていた。必要なこと以外話をしない、話しかけられないようにしていた。 いつものように彼を見ていたある日気付いたことがあった。靴下が破れている、私服の上下も2パターンしかなくヨレヨレ、靴は夏でも同じ冬用の生地のもの。 そして彼は家庭の話はしない。こちら... 続きをみる

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  • 複雑な毎日

    話し合いをしてから表向きは以前と変わらぬよう気をつけた。彼は相変わらずA子に甘い、優しい。しょうがないとなるべく離れて仕事をした。この時点でまだ私は彼に好意を持っている自覚はあったがお付き合いをしたい、二人で会いたいなど思っていなかった。 そんな事あるわけないと断言出来たから。 ただ一日でも長く、... 続きをみる

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  • 吐き出した言葉

    何拗ねとんねん! オレとだけしゃべらんて何やねん! 無視してるやないか! 無視はしていない。必要なやり取りはしていたし、仕事も手を抜かずむしろミスのないよう気をつけていた。 私は職場で誰とでもよくしゃべり、よく笑う。 もちろん彼とも。だけどA子が入社し、気持ち が不安定になってから彼に笑顔で話かけ... 続きをみる

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  • 拗ねてる?

    一緒に仕事を始めて2カ月後新しいバイトの方が入ってこられた。 一回り下の見ただけで健康ではない感じ。 独身。A子とします。 彼からA子のフォロー頼むなと言われ 初日からつきっきりで過ごしました。 仕事のポジションが私と同じで彼のサポート をすることに。 数日間は私もA子が困らないよう仕事の流れに ... 続きをみる

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  • 片想いなんて

    こんばんは。 片想いの日々がはじまりました。 誰にも悟られないようただ毎日 同じ場所、同じ時間に一緒に働くだけ。 近くで横顔を見て 少し離れて後ろ姿を眺める。 無意識に彼の声を必死に聞き取ろうとしてる。 いつか会えなくなると知りながら 毎日毎日彼を見ていました。 ちゃんと仕事はしてましたよ^_^ ... 続きをみる

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