半分告白?

メールの返信をもらえないまま次の朝になった。悪い方にしか想像できなくなっていた私は

ちゃんと声に出して言えるか自信がなかった。

保険としてルーズリーフに思いを綴った。

時間になり家を出た。

今日が最後になるかもと思いながら。

会社に到着。彼の気配がしてる方向に手紙を握りしめて真っ直ぐ歩いた。

お、おはようございます。

昨日はごめんなさい、いつも不快な思いさせてごめんなさい。

ここまで言うと

怒ってないで?ともさんがなんで機嫌悪かったり黙ってたりするんかわけわからんねん。

せやしオレイライラするねん。意を決して。

今からおかしいこと言いますけど聞いてください。家の話が耳に入ってくると気持ちが沈んでしまいます。聞きたくないんです。知りたくないんです。私の近くで話題にしないでください。

わかった。と一言。わかった?なにが?

そこは聞けなかったけど。

でも言えたことで少しスッキリした。

話終わるといつものように長い腕を伸ばし大きな手で頭をポンポンと二回。

その日はよく笑って前みたいに楽しく仕事が出来ました。

彼を好きだという感情は増えていくばかり。

でも好きになってるなんて言えない。

今日告白したようなもんだけど。


仕事場では1番の理解者になろう、彼を支えようと更に頑張りました。