カギを返しました❶

日曜日の夜、話の流れで言い合いになってしまい、泣きながら怒鳴りながら自分の荷物をリュックに詰め急いで部屋のカギを外しポストに投げ入れた。

エレベーターを押すもこんな時になかなか来ない。そうこうしてるうちに下着姿の彼が出てきて戻れと言う。振り切って階段で降りた。10階なのに。

絶対に乗らないといけない電車だったので泣いてボロボロなのに走る走る。

無事に電車に乗れたけど。泣いてしまった。

夜遅いのに乗客は多かった。

目深にキャップを被りごまかしたつもりだけど鼻すすりすぎで危ない人と思われたかな。

若ければ彼氏となんかあったとか想像できるけど。この歳では普通に見られることはないだろうな。

原因は抱いてもらえなかったから。

彼の中で私の存在は家政婦くらいにしか思われてないのかなと我慢してた感情が爆発?してしまいました。

彼はベタベタしたり、手を繋ぐとか嫌だそうです。エッチも卒業やと。まだ使えるくらいにはならはりますが。

毎回帰る前に長い腕に包まれてキスは3回してくれます儀式みたいに。

彼から私に手を出すことはないです。

プロレスの技はしつこいくらい掛けてきますが。

いつも私から甘えて始まる感じで、お泊りしても一緒に寝るだけ。なんなら私が腕枕してたくらい。お付き合いした人は数人いたらしいけど

。自分から迫った事は一度もないと。

普段はいいから泊まった時だけ抱かれたいのになんもなしで朝を迎えて寂しくて、かなしくて。先にバイトに行く私はまだ眠る彼を起こさないようにパンを食べました。塩っぱい味のパンでした。

7時間働いて帰ってしまおうか?迷いましたが洗濯もの入れないと!と戻りました。

モヤモヤ苛々しながら家事をして待ちました。

いつものように帰るメール。

彼はいつもと変わりない。

ご飯の後始まるんですねー。

あっ、日曜以来彼にメールしていません。彼からはメールは来ました。

謝罪とかではなく。感情の差、思いの差?

私の存在って?考え込んでしまうのです。

続きます。