私だけの彼。

昨日夜遅くに彼が帰ってきた。

私に向かって歩いてきた彼は

「検査どうもなくて良かったな」と。

「次は1年後か?」

会えた事にホッとして彼の左手とつないだ。

お目当てのおうどん屋さんに着くとなんと営業が終わっていた。残念。とにかく二人ともお腹が空いていて焼肉屋に直行!

ジュースで乾杯🥂1週間の報告と迫る引越しの打ち合わせ。忙しい彼の代理で役所にも届出など住民票の写しももらわないと。それから生活に必要な物をリストアップ。予算があるので優先順位をつけて相談。

2週間後には引っ越し完了している。

不動産屋にカギを取りに行くのも私。

スペアキーを3つ作らないと。彼、私、彼が無くしたりした時用。


コンビニのカフェラテを二つ持ち帰りにしてお部屋やへ。

「今日でここも最後かー 。」お風呂の用意をして彼を呼ぶ。もう私の前では何の躊躇もなく素っ裸になる。私も下着だけになって裏返ったままの服やパンツを拾いながら彼の元へ。

狭いバスタブに大きな彼が浸かって洗うの待っていた。毎日仕事、仕事で疲れている彼。

頭の先から足の指まで隙間なく丁寧に丁寧に洗った。広い背中、長い腕、浮き輪付きのお腹。

こんな風にしてあげれてる事が信じられず泣けた。1年前の悲しい思いの自分を思い出して。湯気とシャワーの音で気付かれていない。

彼が話しかけて来た時笑顔を作ってみたけどその時見られた。正直に伝えると大きな手でいつものように頭をポンポンと2回。

彼をキレイにして自分もさっぱりしてさぁ、バレンタイン!チョコレートケーキを2種類並べて二人で半分こ。

「もうあんたのものや」ケーキでなく

彼自身の事をそう言ってきた。

そんな風に言ってもらえるなんて。


私だけのものになった彼。

彼だけのものにはなれてない私。


恋愛において彼には嫉妬とかヤキモチという感情があまりない。私はかなりのやきもち焼きだけど。

彼が少しでもそんな素振りを見せたら

私は彼から離れていく気がする。

なんでかな?ふとそう思った。


今日も彼が好き。

1日でも長く彼と一緒に生きたい。


私が守ってあげるからね。