やっちまった②

部屋に残された私も昼までに帰宅しないと

いけない。のに!悔しいのと悲しい、腹立つ!

いちいち落ちる自分にも嫌気がさして号泣。


彼だけが読むことができる回想も含めたノートに殴り書き。

書きながら涙がでて鼻水も垂れて情けない。

はっきりしたお別れの言葉にもとれる一文を書いた。

「住所を知られてしまったらここにはもう来れません。」

私と居候させてもらった連れにだけ教えることになってたはず。

事務的な書類のやり取りで必要なら先に私に伝えないとあかんでしょ。


しばらく来ない!洗濯物も、掃除もしてあげない!ご飯作ってやらない!

困ればいい!


散々書いて駅に向かう。帰りたくないけどこの部屋にもいれない。

その日は自分の部屋に閉じこもり。

バイトから帰って今頃ノート読まれたかも。

内容が感情的になってる時のだからひどい。

嫌われるかも。あきれてるかも。

今度はメソメソしだした。

私が怒ったところで彼にはなんのダメージもない。

一人で怒って泣いて悲しんで後悔して彼が恋しい、好きだと再認識する。

でも一晩メールも来ず、悪い方の想像しか出来なくてまた泣く。

日曜日、昼まえから私はバイト。

彼が仕事に出た後に部屋に向かう。

ドアを開けると机にノートが!読まれた!

いつもの彼の匂いのする部屋。

とりあえず私もバイトへ。終わるのは15時。

何度もメールの確認するけれどなし。

私がこの街にいることはわかってるはず。

仕事が済み晩御飯の買い物に行く。

普通に、いつものように

「朝起きれた?晩御飯何がいい?」送信。

スーパーに着く5分ほどの間に「肉がいいなぁ。」ときた!

良かった。会える。大急ぎで買い物済ませて部屋に。

部屋を綺麗にしていつ帰ってきてもいいよう

下ごしらえ。

一通り終え座り込むとガチャガチャとドアが開いた!心の準備出来てなくて言葉がでない。「「お帰りは?」「お帰り!早かったやん。」

「メシ!」

大丈夫みたい。ホッとして支度をする。

出来上がって彼の前に並べて二人でいただいた。昨日のこと、ノートの内容何も言わない。

恐る恐る「ノート読んだ?」

「見た。」それだけ。後はテレビに夢中で話題もテレビについてばかり。

いつもの彼だった。

コーヒーを飲んで彼の胡座をかいてるところに座った。彼の腕を私に巻きつけギュッとしてもらった。甘い雰囲気に期待したけど違う方向に。プロレスの技をしつこめにかけられた!

痛くて痛くて。まっ、彼が楽しそうだからいっか。

一つ嬉しいこと。

彼がヤキモチを妬いた。ヤキモチと認めた!

それは私を好きということかな?

ヤキモチなんて妬かない人と思ってた。

初めて知ってなんだかニヤつく。

長々と失礼いたしました。

仲良くします^_^